アイオライト《3月・9月の誕生石》
目次
アイオライトが3月の誕生石に追加されました。
誕生石は、宝石組合の考え方によっていろいろな違いがありますが、これまで9月の誕生石とされていたアイオライトが3月の誕生石に追加されました。
“スミレ色の石《菫青石》という名を持つアイオライトと深いブルーが印象的なサファイアです。
このページでは、アイオライトについて色々とご紹介していきたいと思います。
ぜひご自身でお気に入りの石を選ぶ際、またプレゼントにとお考えの方に参考にして頂ければ幸いです。
誕生石とは?
誕生石とは、1月から12月までの各月にちなんだ天然石が当てはめられていて、自分の生まれ月の宝石を身につけるとご加護があったり、幸せが訪れるとされています。
お守りのようにご自身に合ったアクセサリーを選んだり、誕生石の入ったアクセサリーをプレゼントにされる方も多いのではないでしょうか?
アイオライトの意味
アイオライトの石言葉は、自己同一性・誠実・貞操
見る方向によって青色が変化するアイオライトは、航海の時の羅針盤として用いられていました。
それは、人生の方向性という意味でも同じで、何が正しいのか判断に迷った時に的確な方向を見出す手助けをしてくれるとされています。
イライラや精神的な不安を取り除いて、クリアな目で物事を見通すことで、物事を多面的に捉えられるようになり、自分の考えや決断に自信が持てるようになるでしょう。
また、アイオライトは第三の目《サードアイ》を活性化させる石とされています。
直感力を高め、見た目などに惑わされずに真実を見抜く曇りのない目で本当に大切なものに気づかせてくれるかもしれません。
アイオライトの語源
アイオライトは、青色の石に対してギリシア語で『ion(菫色)』と『lithos(石)』を合わせて作られた名前です。
日本名も『菫青石(キンセイセキ)』で、スミレ色の石という意味では共通です。
アイオライトの歴史・エピソード
アイオライトは、『ダイクロアイト “Dichroite”(二色性石)』という別名を持っていて、
アイオライトを光にかざしながら石の方向を変えてみると、紫がかった青色(菫色)、淡い青色、灰色がかった黄色の3色に変化して見えることでしょう。
その原因がわかっていなかったため、何かの力に反応している魔法の石として扱われてきました。
有名な話では、バイキングが羅針盤の代わりに使っていたそうです。
アイオライトを太陽にかざしてブルーに見える方向に進路を取ることで安全に船を進めることができたというのです。
または、アイオライトを薄くスライスしたものを世界最初の偏光フィルターとして用いられていて、これをすかして空を見ることによって、曇りの日でも太陽の位置を知ることができていたのではないかとする説もあります。
心がすっと軽くなるような菫色のアイオライトは、別名「ウォーターサファイア』とも呼ばれています。
人生のお守りとして、お好きなアクセサリーに選んでみてはいかがでしょうか?