サファイア《9月の誕生石》
目次
9月の誕生石はサファイアとアイオライトの2種類
9月の誕生石は、深いブルーが印象的なサファイアと“スミレ色の石《菫青石》という名を持つアイオライトです。
このページでは、宝石として余りにも有名なサファイアについて色々とご紹介していきたいと思います。
ぜひご自身でお気に入りの石を選ぶ際、またプレゼントにとお考えの方に参考にして頂ければ幸いです。
誕生石とは?
誕生石とは、1月から12月までの各月にちなんだ天然石が当てはめられていて、自分の生まれ月の宝石を身につけるとご加護があったり、幸せが訪れるとされています。
お守りのようにご自身に合ったアクセサリーを選んだり、誕生石の入ったアクセサリーをプレゼントにされる方も多いのではないでしょうか?
サファイアの意味
サファイアというと深いブルーの宝石というイメージですが、実は、他にも色々なカラーがある石で、ピンク・パープル・イエロー・オレンジ・グリーン・ホワイトなど非常にバリエーションが豊富です。
青色以外のサファイアは、ファンシーカラーサファイアと呼ばれています。
その中で特別希少とされているカラーが深く濃い群青色の《コーンフラワー・ブルー“cornflower blue”(矢車菊の青)》とオレンジがかったピンク色の《パパラチャ・ピンク“padparacha pink”(蓮の花のピンク)》です。
サファイアの石言葉は、《成功・誠実・慈愛》
真実を見抜く直感力や洞察力を高め、持ち主にカリスマ性を与えると考えられてきました。
『皇帝の石』と呼ばれ、かの有名なナポレオンも所有していたようです。
色合いによって少し意味も異なっていて、ピンクサファイアはロマンチックなピンク色からも感じられるように『愛の守護石』と呼ばれています。
絆を深めてくれるので、特に結婚へ繋がるようなご縁を求めている方におすすめです。
また、《誠実》や《貞節な愛》といった意味もあるので、恋人にプレゼントすると浮気防止のお守り効果もあるそうです。
サファイアの語源
サファイアの名前の語源は、“青い色”を意味するラテン語のサッピールス“sapphirus”が由来となっています。
日本名は青玉(せいぎょく)です。
サファイアの歴史・エピソード
古代ペルシャでは、大地はサファイアで出来ていて、太陽の光が当たって反射して空を青く染めていると考えていました。
その当時“青い色”を意味するラテン語のサッピールス“sapphirus”と呼ばれていたものは、実はサファイアではなくラピスラズリであったようです。
ローマの博物学者プリニウスの著書『博物誌』の中で、
《サッピールスは青色だが、稀に紫色のものがあり、石の中に黄金の点があり、キラキラ輝いている。》
と書き記しているそうで、これはラピスラズリのことだと考えられます。
旧約聖書の中にも登場していて、
エルサレムの司祭のために織られる胸当てに飾る、12個の宝石の一つがサファイアであるとありますが、こちらもラピスラズリであった可能性が高いそうです。
古代ギリシャやローマの聖職者たちは、吸い込まれるような深い青色が天国を表す権威の象徴としてサファイアを身につけていました。
そして、妬み羨望を退けて、叡智やカリスマ性を与えてくれると信じられていて、『皇帝の宝石』として王たちが所有していたそうです。
また『貞操の石』として身につけていると浮気を防止してくれるとして、恋人や伴侶に贈ったりしていたそうですよ。かのナポレオンも恋人の浮気に悩んで、身に付けさせたというエピソードが残っているのだとか。
今でもサファイアは堅い絆を結んでくれると言われているので、プレゼントに最適な宝石です。
結婚式で、何か青いものを身につけると幸せになれる“サムシング・ブルー”という風習がありますが、その際にサファイアを身につける花嫁さんも多いようです。
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