11月の誕生石は、トパーズとシトリンの2種類

11月の誕生石は、無色から黄色やブルー、ピンクなどの色合いと透明感が魅力のトパーズと黄金色のシトリンです。

今回は、様々な色合いご楽しめるトパーズについて、詳しくご紹介したいと思います。

ぜひご自身でお気に入りの石を選ぶ際、またプレゼントにとお考えの方に参考にして頂ければ幸いです。

誕生石とは？

誕生石とは、1月から12月までの各月にちなんだ天然石が当てはめられていて、自分の生まれ月の宝石を身につけるとご加護があったり、幸せが訪れるとされています。

お守りのようにご自身に合ったアクセサリーを選んだり、誕生石の入ったアクセサリーをプレゼントにされる方も多いのではないでしょうか？

トパーズの意味

トパーズの石言葉：誠実・友情・潔白・希望

トパーズは、探し物に会わせてくれる石という意味があり、運命的な出会いを引き寄せるパワーが秘められているとされています。

人生のパートナーを探している方や、真の友情を求めている方などにおすすめです。

トパーズには色々なカラーがあり、それぞれの意味がありますので、気になる石にどんな意味があるのか参考になさってくださいね。

ホワイトトパーズ

古来より天のメッセージを受け取れる石として、儀式の際に用いられてきました。自分の本当の願いや気持ちに気づかせて正しい道を選ぶ手助けをしてくれるでしょう。

インペリアルトパーズ

赤みを帯びた黄色がお酒のシェリーに例えられて、シェリーカラーとも呼ばれています。インペリアルとは『皇帝の』という意味で、トパーズを代表するカラーであると同時に一番高価な色合いです。意味としては、エネルギーの活性がトパーズの中で最も高いとされています。不安やネガティブな感情を退けて本当の願いを引き寄せてくれるでしょう。

ブルートパーズ

古来より宇宙の叡智を宿すとされ、教養を高めて心をクリアにしてくれるとされています。

諦めずに目標を叶えられる心の強さをサポートしてくれることから、恋愛面においても一途な愛を後押ししてくれるといわれています。

ブルートパーズは青の濃淡違いによって、名前が付けられています。

空のようにクリアで爽やかなスカイブルートパーズ、少し緑が混ざったような深い紺色のロンドンブルートパーズ、明るく鮮やかな青のスイスブルートパーズ。

（多くが放射線処理によって発色させていますが、

この処理は、石が本来持っている潜在的な美しさを引き出すためのもので、この加工された宝石は天然宝石とほぼ同じ価値を持つとされています。

価値が下がったりするものではなく、本物の天然トパーズになります。）

トパーズの語源

トパーズという名前の由来は、ギリシャ語で“topazios（トパゾス）探す”からというのが一説です。良質の宝石が算出していた紅海に浮かぶ島、セントジョーンズ島の周辺は霧が濃いことが多く、島に辿り着くのが困難であったため“島を探す”という意味からトパーズという名前になったというものです。

しかしながら古くからトパーズと呼ばれていた宝石は、実は『ペリドット』だったそうで、現在のトパーズと混同してしまっていたようです。

また一説によると、黄色いトパーズから受けるイメージから、サンスクリット語の“tapas（トパス）火”という意味からついたものだという文献もあるそうです。

トパーズの歴史・エピソード

トパーズは、日本でも産出していた宝石です。

和名は『黄玉（おうぎょく）』といいますが、日本の滋賀で採掘されていたトパーズは美しいブルーのもので、当時は世界に名だたるブルートパーズの産地でした。残念ながら、日本産のブルートパーズは、そのほとんどが海外に流出してしまったそうです。

トパーズの名前を和訳した当時は、まだ青いとパーズはあまり知られていなかったことと、和訳した鉱物学者が、最初に見た黄色いトパーズの印象から“黄玉”という名前になったようです。

トパーズは、洞察力を高めて、悪魔を払うとされ儀式の際に用いられたりしていたそうですが、古代ローマやギリシャではその美しさからジュエリーとして重要な石でした。

しかし、それはペリドットと混同されていた可能性も高く、実際のところ本当のトパーズがいつからどの様な歴史を持っているのか謎となっています。

トパーズは、硬度が８と水晶よりも硬く、傷などはつきにくいのですが、《劈開性》という性質を持っていて、衝撃を与えると特定の方向に割れやすい特徴があるので注意が必要です。

超音波洗浄は不可となっています。

比較的お手頃な価格で、多くの色と透明感を楽しめる宝石ですので、ぜひお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか？