8月の誕生石はペリドットとスピネルの2種類

8月の誕生石は瑞々しい若葉色のペリドットと赤やピンク、青、紫などさまざまなカラーがあるスピネルです。

このページでは、爽やかなグリーンのペリドットについてご紹介していきたいと思います。

ご自身でお気に入りの石を選ぶ際、またプレゼントにとお考えの方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。

誕生石とは？

誕生石とは、1月から12月までの各月にちなんだ天然石が当てはめられていて、自分の生まれ月の宝石を身につけるとご加護があったり、幸せが訪れるとされています。

お守りのようにご自身に合ったアクセサリーを選んだり、誕生石の入ったアクセサリーをプレゼントにされる方も多いのではないでしょうか？

ペリドットの意味

力強く輝く太陽のパワーを宿しているとされ、

暗闇でも輝きを放って暗闇への恐怖を拭い去り、ネガティブな感情や思考に陥りやすい人の心を癒し、どんな状況であっても希望をもたらして心を明るく照らしてくれるとされています。

自信をなくしたり、明るく前向きな気持ちへと後押しが欲しい方におすすめです。

ペリドットの語源

ペリドットの語源は、

美しい妖精を意味するペルシャ語の“peri”に由来するという説や、ギリシャ語の“黄金石”を意味する言葉からなど諸説ありますが、中でも宝石を意味するアラビア語の“faridat”に由来するという説が最も有力だといわれています。

ペリドットの歴史

ペリドットは、睡蓮の葉のような円形亀裂《ウォーターリリーリーフ“water lily leaf”》があります。

これは、サンスパングル“sun spangle”と呼ばれて、その内部には太陽の煌めきが閉じ込められていると考えられていました。

古代エジプト王朝は、太陽神を崇拝していたことが知られていますが、

太陽のパワーを感じさせるペリドットを、紀元前1500年には、すでにエジプト沿岸の紅海沖にあるセント・ジョーンズ島で採掘していたそうです。

このセント・ジョーンズ島に産するものは、現在掘り尽くされてしまっていますが、かなり良質なもので、とても珍重されてエジプトからギリシア・ローマへと伝わっていきました。

そして、その当時はなんと「トパーズ」と呼ばれていたのだそうです。

それというのも、セント・ジョーンズ島周辺は霧が深く、たどり着くために懸命に島を探したとのことから、ギリシア語で《探す》という意味のトパジオス“topazios”からそう呼ばれていたのだとか。

今現在では、トパーズとは全く別の宝石ですから、ちょっとややこしいですよね。

暗い照明の下でも鮮やかなグリーンに見えるペリドットは、やはり各国共通して太陽のパワーを宿した石だと感じていたようで、太陽のかけら《イブニングエメラルド“Evening emerald”》と呼ばれて珍重されていたとのことです。

明るい太陽のようなパワフルなペリドット、ぜひ身につけてみてはいかがでしょうか？