生花で自家製ジャスミンティー作り!
ジャスミンの生の花の香りは格別良い香り!
ジャスミンというと香水はもちろんのこと、化粧品や入浴剤まで幅広く使われていますよね。
エキゾチックで甘く陶酔するような花の香りです。
香水用のジャスミンは、ジャスミンの中でもオオバナソケイという植物でロイヤルジャスミンと呼ばれたり、ジャスミン・グランディフローラム《 Jasminum grandiflorum》という学名がついた種類です。
甘い香りの正体に衝撃?
この花にはインドールという匂い成分が入っていて、ねっとり甘い香りの元となっています。
これはちょっとイメージが下がってしまうかもしれませんが、実はこのインドール、糞便のあの嫌な匂いの成分でもあるんです。
え???と思いますよね。
このインドールは、濃度によって全く香りが違うという天邪鬼な成分で、一定の濃度以上だと臭ーい匂い。希釈して薄い濃度にしていくと、あら不思議!人を陶酔させるような濃厚で甘い香りに感じられます。
このインドールは、白い花に含まれていることが多く、皆さんに思い浮かべていただきやすいのが、梔子の花、ガーデニアです。梅雨前になると甘くまとわりつくような花の香りが漂ますよね。あの香りにもインドールが含まれています。
お茶の香りは茉莉花《マツリカ》という種類のジャスミン
それに対して、ジャスミンティーにする花は茉莉花(マツリカ)やアラビアンジャスミンと呼ばれている種類で、ジャスミン・サンバック《Jasminum sambac》という種類です。
インドールが入っていないので、濃厚というよりもふんわり柔らかな甘さと少しグリーンな香りを合わせてような人を笑顔にさせる香りです。
うちには一重の花と八重の花の茉莉花がありますが、少し香りが違います。
一重はさっぱりしてグリーンを感じますが、八重は甘くよりフローラルな香りがします。
半八重という種類もある様なので、機会があったら香りの違いを感じてみたいと思っていま
す。
この茉莉花の花は、たくさん咲いたら生花クリームを作りたいですが、まだ少ししか咲かないので、今年はジャスミンティー作りに挑戦してみることにしました。
用意するもの
- 緑茶の茶葉
- ガラス瓶
- 茉莉花の花
作り方
- ガラス瓶に茶葉を入れて茉莉花の花をその上に並べる。
- 上からまた緑茶葉を重ねて分の蓋をする。
- 2〜3日後に茉莉花の花を取り出して、新しい茉莉花の花を茶葉に埋める。
- お好みの濃度の香りになったら出来上がり!
緑茶の量によって違いますが、3回も繰り返せばしっかりと茉莉花の良い香りが楽しめると思います。
繊細な香りを楽しみたいなら、水出しもおすすめですよ。
茉莉花はホームセンターなどで春から初秋まで手に入るので、皆さんもよかったらトライしてみてくださいね。
関連情報