金木犀の香りをずっと楽しむ方法 〜香水の作り方〜
金木犀の香りをより身近に楽しむ
毎年、秋の空気を黄金色に彩ってくれる金木犀。
小枝の節々に4枚の小さな花びらの花がぐるりと集まり、温かみのあるオレンジ色の花には濃厚で優しく甘い、一度嗅いだら忘れられない印象的な香りを含んでいます。
そんなとろりと甘い香りを含んだ空気が秋を感じさせてくれる金木犀の味わい方をご紹介したいと思います。
二度咲きの金木犀
今年は一ヶ月近く早く開花した金木犀ですが、開花し始めて三日と経たない間に大雨が降って全て散ってしまいました。
今年は、あまり楽しむ間もなく終わってしまったなあと残念に思っていたところ、今朝窓を開けたときに金木犀の香りを感じました。
その後、金木犀の木に再び黄色のプチプチした蕾が付いているのを見つけて、たまたまその木だけかと思い、他にも観察してみると多くの木が再び蕾を持っています。
少し調べてみたところ、金木犀の二度咲きはそれほど珍しくはない様です。
原因はよくわかっていないそうですが、また花が楽しめてなんだか徳をした気分です。
今回は、お天気も晴れの日が続きそうなので、しばらくは楽しめるかと思います。
キンモクセイの香水・香油を作ってみよう!
辺りを香りで包み込む金木犀の香りは、お茶やお酒の香り付けに使ったり、精油として抽出もされています。
オスマンサスというのはキンモクセイのことで、溶剤抽出法という方法で香りを抽出しているのでアロマテラピーには使いませんが、香水に使われています。
とても濃厚な香りで、薄めていくと目の前に金木犀を感じるような香りになるそうですよ。
そんな金木犀の香りを自宅で簡単に抽出する方法があります。
1.香水の作り方
材料:ガラス瓶(できれば光による劣化を避けるため遮光瓶が良い。なければアルミホイルで覆っておく。)、無水エタノール、精製水。
まず、遮光瓶に金木犀の花だけを入れる。
花がひたひたに浸かる高さまで無水エタノールを入れる。
(香りの成分は、光に弱いので遮光瓶がない場合には、瓶をアルミホイルなどで覆っておきます。)
*冷暗所に2ヶ月以上置いておく。
2ヶ月以上経ってから、花と液体を分離して精製水で好みの香りの濃さになるまで薄めたら出来上がりです。